明豊対東播磨【観戦レビュー】
見どころ
東播磨(兵庫・21世紀枠)のエース鈴木悠仁(2年)と、明豊の強力打線の対決に注目したい。
東播磨は、兵庫大会の決勝で神戸国際大に0-2、近畿大会の初戦で市立和歌山に1-2と、投手戦の接戦の末に惜敗した。鈴木悠仁(2年)は、10試合80回1/3を投げて防御率1.01と抜群の安定感を持つ。対する明豊は、1試合平均9.1得点(3位)と伝統の強力打線は健在だ。
ともに機動力が高く、1試合平均盗塁数は、明豊が3.4個(3位)、東播磨が2.6個(7位)を記録する。両チームともに、どれだけ甲子園で持ち味を発揮できるかが勝敗を分けそうだ。
出典:高校野球ニュース
ある意味、高校野球ニュースさんの「見どころ」に近いだったかもしれません。
ただ「安定感のある投手力」というのは、この試合からは感じられませんでした。
試合後の感想は、長所特化型のチーム対決、と思います。
ゲームは初回から動きます。東播磨は得意の機動力で揺さぶりをかけ早々に3点先制。しかし、明豊も自慢の打撃力で3点を取り返し、その後はどちらに流れが転ぶかわからないイニングが続きます。
その一方で両チーム5人の投手がマウンドに上がり、計21個の四死球を与える展開。
荒れに荒れた3時間1分の試合は、11回裏、東播磨のミスによって決着がつきました。
しかし、荒れ試合とはいえ、「機動力の東播磨」「打撃力の明豊」どちらのチームも持ち味を発揮したのではないでしょうか。
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次の試合は市和歌山と県岐阜商の勝者ということになりますが、どちらも投手力を軸としたチーム。「打撃力」と「投手力」。どちらに軍配が上がるのか、次戦も楽しみです。