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健大高崎対下関国際【観戦レビュー】

見どころ

2020年秋に出場校中トップの15本塁打を放った関東大会覇者の健大高崎が優位か。強打の健大高崎打線を、下関国際のエース左腕・古賀康誠(2年)ら投手陣がどう抑え込むかが注目される。

 走塁で相手に重圧をかける健大高崎の代名詞「機動破壊」に、強打という新たな武器が加わった。20年秋の公式戦チーム打率は3割8分9厘。上位から下位まで切れ目がないが、中心となるのは出場選手中トップの打率6割超を残した3番・桜井歩夢(3年)と、長打力のある4番・小沢周平(同)。ともに17打点を挙げ、勝負強さもある。持ち前の機動力も生かした攻撃パターンで一気に畳みかける。下関国際は2年生主将の賀谷勇斗が、トップバッターとして相手投手の「情報収集」を担い、好機を探りたいところ。

 健大高崎のエース右腕・高松将斗(3年)はキレの良いスライダーが持ち味。冬場に球種を増やして投球の幅を広げた。肘のけがで出遅れた最速146キロの本格派右腕の今仲泰一(同)の復調にも期待したい。下関国際はピンチにも動じない強心臓の古賀を中心に、制球力のある右腕・松尾勇汰(2年)ら投手陣が粘り、ロースコアに持ち込んで勝機を見いだしたい。

出典:毎日新聞

 

 

打撃力に注目が集まる健大高崎でしたが、投手力も安定していました。

 

健大高崎2年生ピッチャー・高松投手が9回を一人で投げぬき、3安打2失点、2四死球という好投。攻撃では2回裏に伊藤と高松の適時打で先制すると、8回にはプロ注目の小澤のホームラン性のあたりの2塁打を含む長打力で4点を追加します。この8回の4点には下関国際のエラーも絡みました。下関国際は9回にようやくヒットを重ね、2点を返しますが、反撃もここまで。

振り返ってみます。

上記の通り、先制点は2回の健大高崎の2点。その後は両チーム「0」がスコアボードに並んでいきます。中盤までは下関国際の狙い通りのロースコアのゲーム展開。

しかし、健大高崎の投手と守備がくずれない。打撃力だけではなく、投守力そして機動力も備わった高い総合力のチームに仕上がっていました。結果、攻撃の糸口が見えないなか終盤へ。終わってみれば、下関国際の魅力が十分に出ないまま、2-6での敗北。

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1回戦に勝利した健大高崎

 

健大高崎から見れば、順調な調整が進んでいるようにも感じます。気になるとすれば、最終回での2失点。次の試合に引きずる可能性のある失点であると、僕には感じました。次戦での序盤の入り方に注目したいです。

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